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りみなるばにら

個人サークル:LiminalVanillaの自作ゲームについての小話とか

近況報告

お久しぶりです。久しぶりすぎるだろ。

拙作『マリオネット・パラシュート』で、あの時頭の中にあった、ずっとやりたかったネタをほぼやりきってしまったので、
その後はボーッとしてしまうことが多かったです。一次創作のみならず二次創作にすら身が入らないというか。

あれは確かに傑作だった、と自分で言ってしまいます。あらけずりすぎるけど、自分のゼンリョクをやりきったと言えるから。

オネパラを爆速で作ることができたのは、数年前からずっとあっためてくすぶり続けてたネタだったからだと思います。
(制作期間は1ヶ月ぐらいだけど、厳密にいうと1ヶ月+ウン年ということ)
そんな、呪いに似た出力物をこんな風にたくさん遊んでいただいたり、評価していただけたのならもうなにも思い残すことはない。

そう思っていました。
しかし現在またゲームを作ろうとしています。

性嫌悪有のロマンティックアセクシャルの男性・双海と、妊娠に恐怖感がある女性(主人公)が惹かれあい、肉体関係よりももっと強い絆で結ばれたり結ばれなかったりする内容。

双海は画家であり、主人公が通う専門学校の臨時の講師。
主人公は成人してはいるものの立場は生徒。イラストを学んでおり、将来はその分野に進みたいと思っているけど周りのレベルの高さに自信をなくしている。
この距離感がふたりにとってちょうど良くて心地良い。同級生だったら逆に上手くいかなかったかも。

双海はロマンティックアセクシャル。異性を好きになることはあるが、性的なことに嫌悪感がある。
好きな人と手を繋ぐのは好き。ハグも好き。キスも触れるだけのものなら。しかしベロチューは無理。それ以上のことももちろん絶対したくない。粘膜接触アンチ。潔癖性なわけではない。そういう問題ではないのです。
前の彼女との行為が無理になってアセクシャルを自覚したため童貞ではない。

主人公は自分のセクシャルをまだ知らないけれど、幼い頃のトラウマから妊婦さんに恐怖心を抱いてしまっている。おめでたいことなのに心の底から祝福できない自分が嫌い。妊娠自体も怖いので性的な行為ごと避け続け、純潔を守っている。

主人公は優しい。芸術業界の激しい椅子取りゲームに負けそうになってしまう。そして主人公の作品は独特で、あまり理解されない。

しかし双海は彼女の作品を愛していた。

タイトルは『初恋焦って砕けたら』通称あせくだです。

二人は結ばれてもキスまでしかしません。これから先もずっと。それがふたりの最上級の愛だから。

でもヤンデレエンドもあります。なんで?
いやいや、肉体を求めないんだから、愛する人を物理的に自分の近くにおいておきたいと考える可能性もありますわな。(そうかな?)


思うところがあり、アセクシャルを題材にした創作をしてみたくなったというのがきっかけです。
すごく難しいテーマなので難航していますが、なんとかしたいところです。

他にもやりたいことがたくさんあります。
ボイス追加、オマケストーリーをパスワードで解禁、スチル一覧画面を作る等々……
次のティラノゲームフェスに間に合うのだろうか……それが問題です


正直なところ、ゲームの内容の方向性がそもそも違うのでマリオネット・パラシュートの爆発力を超えることはできないと思ってしまいます。

だけどちん踏み要素がなくても胸の奥が熱くなるシナリオは書けるはずだから。がんばります。
何を言ってるんだ?
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